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退職する側のプレゼント相場は?職場へのお礼に選びたい品と渡し方

退職する側のプレゼント相場は?職場へのお礼と人数別の選び方|サラの贈り物 退職

サラの贈り物へようこそ。

退職の日が近づくと、いつもと変わらない職場の風景も、少し違って見えることがありますよね。毎朝交わしていた挨拶や、仕事の合間の何気ない会話。忙しいときには助け合い、時には意見が合わないこともあったけれど、振り返ってみると、たくさんの人に支えられていたことに気づくものです。

そんな日々に区切りをつけるとき、「最後に何かお礼を渡したいな」と思うのは、とても自然な気持ちではないでしょうか。けれど、いざ贈り物を選ぼうとすると、迷うことも多いもの。部署のみんなには一人ずつ渡した方がいいのかしら。特にお世話になった上司には、少し高価なものを選ぶべき? そもそも退職する側がプレゼントを用意する必要はあるのでしょうか。

私は、退職のお礼は、これまでの時間に感謝を添えるための贈り物だと思っています。立派な品を用意することよりも、自分らしく「ありがとうございました」と伝えられることを大切にしたいですね。今回は、退職する側から職場へ贈るプレゼントについて、予算の考え方から具体的な品選び、最後の日の渡し方まで、一緒に考えていきましょう。

この記事のポイント

  • 退職する側から贈るプレゼントの予算と相場
  • 職場全体や上司、同僚にふさわしいお礼の品
  • 人数や職場環境に合わせたお菓子の選び方
  • のしや渡すタイミング、感謝が伝わる言葉

退職する側からのプレゼントは、必ず必要?

退職することが決まると、引き継ぎや身の回りの整理など、思っていた以上にやることが増えますよね。その中で、お世話になった方への贈り物まで考えるとなると、少し負担に感じることもあるでしょう。まず知っておいていただきたいのは、退職する際にお菓子やプレゼントを配ることは、必ずしも必要ではないということです。

職場によっては、退職する人が菓子折りを持参する習慣がありますし、反対に、品物のやり取りをほとんどしない会社もあります。長く勤めた職場と、短い期間だけお世話になった職場でも、気持ちの表し方は違ってくるでしょう。「退職するのだから何か買わなくては」と考えなくても大丈夫。忙しい中で時間をつくって丁寧に挨拶をすることも、仕事を最後まできちんと引き継ぐことも、立派な感謝の伝え方です。そのうえで、何か小さな品を添えたいと思ったときに、贈り物を選べばよいのではないかしら。

退職する側のお礼に用意した包装ギフトと感謝のカード

お礼を贈るのは、どこまでの人?

退職のお礼で最初に迷いやすいのが、誰に渡すかということです。社員が何百人もいる会社でも、毎日顔を合わせていたのは同じ部署の十数人、という場合もあるでしょう。退職のお礼も、普段お世話になった方々を中心に考えれば十分です。会社全員に用意しなければと気負う必要はありませんよ。

同じ部署の方々には箱入りのお菓子を一つ、特にお世話になった方には個別のお礼を添える。そんな形でも、十分に感謝は伝えられます。ただ、同じチームの中で数人だけに贈り物を渡す場合には、少し気を配りたいところですね。

いつも一緒に仕事をしていた5人のうち、3人だけにプレゼントを渡す場面を想像してみてください。渡す側にはそれぞれの理由があっても、受け取らなかった方が少し寂しく感じるかもしれません。職場全体へのお礼と、親しい方への個人的な贈り物を分けて考えるのがおすすめです。みんなへの感謝は同じように伝え、特別な思いは落ち着いた時間にそっと手渡す。そんな心遣いができたら素敵ですね。

退職する側のプレゼント相場はいくら?

お礼を贈りたい相手が決まったら、次に気になるのは予算です。気持ちを込めたいと思うほど、つい立派なものを探してしまいがちですが、退職は何かと出費が重なる時期でもあります。新しい生活の準備がある方もいれば、これからの予定がまだ決まっていない方もいるでしょう。お世話になった人への感謝も大切ですが、自分の生活を無理に切り詰めてまで高価な品を選ぶ必要はありません。

退職のお礼に全国共通の決まった相場があるわけではないものの、次のような予算を一つの目安にすると、選びやすくなります。

贈る相手 予算の目安
部署全体へのお菓子 1人分100〜300円程度
同僚へのプチギフト 500〜1,000円程度
親しい先輩や同僚 1,000〜2,000円程度
特にお世話になった上司 1,000〜3,000円程度

※商品選びのための参考予算です。職場の慣習や人数、贈る目的に合わせて調整してください。

私がおすすめしたいのは、一人あたりの金額を先に決めるより、退職のお礼全体にいくら使えるかを考えることです。総予算が5,000円だったとしましょう。部署全体のお菓子に3,000円、特にお世話になった方への個別のお礼に2,000円という分け方なら、無理なく準備できそうですね。

職場の全員へ一人500円ずつ配ろうとすると、20人で10,000円になります。ちょっとした贈り物のつもりでも、人数が増えると意外に大きな出費になるものです。最初から立派なものを探すのではなく、自分にとって心地よい予算の中から選ぶ。それも、気持ちよく退職の日を迎えるための大切な準備だと思います。

職場への退職のお礼に選ぶ個包装の焼き菓子詰め合わせ

10人・20人・30人の職場なら

職場全体への贈り物は、人数によって選び方が変わります。10人ほどの小さな部署なら、一人ずつ手渡せる個包装のお菓子を選ぶのも素敵です。2,000〜3,000円ほどの予算でも、きちんとした箱入りの焼き菓子や米菓が見つかります。

20人前後になると、ある程度まとまった数量が必要ですね。この場合は、人数分がそろうことと、お菓子の取りやすさを考えてみましょう。30人以上の職場なら、大きな箱を一つ置く方法もありますが、部署や休憩室が分かれている場合には、小さめの箱をいくつか用意する方が親切なこともあります。

忘れたくないのは、ぴったりの個数よりも少し余裕を持たせること。20人の職場に20個入りのお菓子を用意すると、受け取るタイミングによって足りなくなる可能性があります。必ず全員へ一つずつ渡したいなら、少し多めの入り数を選んでおくと落ち着いて配れますね。

何十個も余らせてしまうほど用意する必要はありません。人数だけでなく、職場でどのように受け取ってもらうかを考えると、選ぶべき箱の大きさも自然に見えてきます。

10人・20人・30人の職場向け贈り物をイメージしたギフトの並び

職場のみんなに贈りたい、気持ちのよいお菓子

退職のお礼にお菓子がよく選ばれるのは、みんなで分けやすく、仕事の合間に楽しんでもらえるからでしょう。いつもの休憩時間に、誰かが箱を開けて「これ、おいしそうね」と声をかける。そんな何気ないひとときを想像しながら選ぶと、お菓子選びも少し楽しくなります。

職場への贈り物には、見た目や味だけでは決められない事情もあります。忙しい方が多い職場なら、手を汚さず食べられるもの。交代勤務がある職場なら、日持ちするもの。休憩室に置くなら、一つずつ取り分けやすいものがよいですね。ちょっとしたことですが、受け取る側の毎日の過ごし方を思い浮かべると、喜ばれやすい品が見つかります。

焼き菓子は、種類と大きさにも注目

華やかさと配りやすさを両立したいなら、フィナンシェやマドレーヌ、クッキーなどの焼き菓子が候補になります。私が職場向けの詰め合わせを選ぶときに気にするのは、一人分の大きさと、味の種類です。

アンリ・シャルパンティエの「プティ・ガトー・アソルティ」は、小さな焼き菓子をいろいろ楽しめる詰め合わせ。24個入りは税込2,160円、36個入りは税込3,240円という公式掲載価格で、人数に合わせて選びやすい商品です。

小ぶりなお菓子が並ぶ箱には、開けたときの楽しさがありますよね。数種類の中から好きな味を選んでもらえるのも、職場のお礼には嬉しいところです。一つひとつが小さいため、一人にしっかりしたお菓子を一つ渡したい場合には、もう少し大きなフィナンシェやクッキーの詰め合わせと比較してみてもよいでしょう。

おすすめ商品|アンリ・シャルパンティエ「プティ・ガトー・アソルティ」

小さな焼き菓子を少しずつ楽しめる詰め合わせ。人数の多い部署でも選びやすく、明るく上品な印象のお礼におすすめです。


銀座ウエストのドライケーキのように、落ち着いた包装と親しみやすい味わいを兼ね備えたお菓子も魅力的です。華やかさを前面に出すというより、丁寧に選んだ印象を大切にしたいときに似合いますね。リーフパイなどは食べるときに細かいかけらが落ちることもあります。デスクでの作業中に食べる方が多い職場なら、その点も少し考えておくとよいでしょう。

焼き菓子の種類や詰め合わせをまとめて比較したい方は、大丸松坂屋オンラインストアで菓子折りを探す方法もあります。人数や予算に合わせて、無理のない一箱を選びたいですね。

甘いものが苦手な職場には

職場のみんなに贈るお菓子というと、どうしてもクッキーやチョコレートが中心になりがちです。けれど、甘いものをあまり食べない方もいますよね。普段の休憩時間におせんべいやおかきを食べている方が多いなら、少し目先を変えてみるのもよいと思います。

坂角総本舖の「ゆかり」は、海老の旨みを楽しめる薄焼きせんべいです。24枚入りは税込2,160円で、公式情報によると賞味期限は製造日から60日。きちんとした箱入りなので、職場へのお礼にも取り入れやすい一品です。

洋菓子のような華やかさとは違いますが、香ばしいおせんべいには、どこかほっとする魅力があります。お茶と一緒にゆっくり楽しんでもらえるのもいいですね。

甘いお菓子が苦手な職場に贈る米菓の詰め合わせ

おすすめ商品|坂角総本舖「ゆかり」24枚入

甘いものが苦手な方にも選びやすい、上品な海老せんべい。個包装で配りやすく、少し改まったお礼にも似合います。

こちらの商品には海老と小麦が含まれています。食物アレルギーへの配慮が必要な職場では、原材料を確認して選びましょう。和菓子や洋菓子にこだわらず、米菓、ナッツ、ドライフルーツ、個包装の飲み物などにも目を向けてみると、選択肢が広がります。相手の食習慣が分からないときは、複数の種類を組み合わせる方法もありますね。

食品の贈り物を幅広く比較したい場合は、成城石井オンラインショップで食品ギフトを探すのも一つの方法です。お菓子だけでなく、相手の好みに合いそうな品を探してみてくださいね。

洋菓子か和菓子かで迷ったら、「この職場では、普段どんなものがよく食べられていたかしら」と思い返してみてください。それまで一緒に働いてきたからこそ、分かることもあるはずです。

たくさん配るなら、無理なく受け取れるものを

人数の多い職場では、豪華な詰め合わせよりも、受け取る方が気軽に手に取れることを優先したいところです。一人ずつ配るなら、小さくても個包装であること。共有スペースに置くなら、誰でも中身を確認しやすいこと。そして、すぐに食べなくても困らない程度に日持ちすること。この三つを満たすだけでも、かなり選びやすくなります。

ロイズのバトンクッキーのように、まとまった入り数の商品も選択肢になります。チョコレートを使用したお菓子は温度の影響を受けやすいため、置いておく場所や季節に注意が必要です。秋冬のオフィスでも、暖房の近くに置かれることがありますよね。せっかくのお菓子が溶けてしまっては残念です。

大人数だからといって、価格や数量だけで決めないこと。少しだけ職場の環境を思い出して選ぶと、見た目だけでは分からない使いやすさに気づけると思います。

特にお世話になった人には、少しだけ特別なお礼を

部署全体へのお菓子を決めたあと、ふと顔が浮かぶ人はいませんか。入社したばかりの頃、分からないことを何度も教えてくれた先輩。失敗して落ち込んでいたとき、さりげなく声をかけてくれた上司。忙しい日にも一緒に頑張ってくれた同僚。そんな方々には、みんなへのお菓子とは別に、ちょっとしたお礼を贈りたくなることもあるでしょう。

個別のプレゼントは、必ずしも高価なものでなくて構いません。むしろ、相手が気を遣わずに受け取れるくらいの品の方が、素直に感謝を伝えやすいこともあります。

上司には、好みを思い出しながら

上司へのお礼だからといって、格式のある贈答品を選ばなければならないわけではありません。コーヒーが好きな方なら、少し上質なドリップコーヒーを。紅茶をよく飲んでいる方なら、さまざまな味を楽しめるティーバッグの詰め合わせもよいですね。

ルピシアの「ティーバッグセット」は、紅茶や緑茶、烏龍茶、ハーブティーなどを少しずつ楽しめるセットです。華美すぎず、かといって日常のお茶とは少し違う特別感があるところが魅力です。たくさんの種類があるので、「今日はどれにしよう」と選ぶ時間も楽しんでもらえそうですね。

上司や先輩へのお礼に選ぶ紅茶ギフトと感謝のメッセージ

おすすめ商品|ルピシア「ティーバッグセット」

お茶が好きな上司や先輩へ。毎日の休憩時間を少し楽しくしてくれる、気負わず贈れるお礼の品です。

お茶を飲まない方には別のものを選びましょう。お酒が好きな方だからといって、必ずお酒を贈る必要もありませんし、料理が好きな方でも、調味料にはそれぞれ好みがあります。

相手のことをよく知っているつもりでも、実際には好みが分からない場合だってありますよね。そんなときは、誰にでも使ってもらえるだろうと決めつけず、好き嫌いの分かれにくい食品や、選べる種類が多い詰め合わせにするとよいでしょう。上司へのプレゼントは、立派さを競うものではありません。「これまでありがとうございました」と伝えたとき、相手が自然に受け取ってくれる。そのくらいの距離感を大切にしたいですね。

同僚には、いつもの関係に似合うものを

同僚や親しい先輩へのお礼なら、もう少し気軽な贈り物も素敵です。一緒にお菓子を食べながら休憩していた仲間には、お気に入りの焼き菓子を。毎日のようにコーヒーを飲んでいた方には、数杯分のドリップバッグを。一人500〜1,000円ほどの予算でも、小さなお菓子や飲み物、使いやすい日用品など、選択肢はいろいろあります。

ここで気をつけたいのは、相手に「お返しを考えなくては」と感じさせないこと。特に同年代の同僚や後輩へは、あまり高額な品を贈るより、気軽に受け取れる小さなプレゼントの方が似合う場合もあります。

実用品なら、シンプルなハンドタオルなども候補になりますが、ハンカチには昔ながらの贈答マナーで別れを連想するという考え方もあります。現代ではそれほど気にされない場面もありますが、相手が礼儀や慣習を大切にする方なら、食品や飲み物を選ぶ方が迷いにくいかもしれませんね。

親しい相手なら、好きな色や普段使っているものを思い浮かべて選ぶのもよいでしょう。プレゼントそのものより、「私の好みを覚えていてくれたんだ」と感じてもらえることが、何より嬉しい場合もあるのではないかしら。

一人ずつ別の品を選ばなくても大丈夫

仲のよかった同僚が何人もいる場合、それぞれ違うプレゼントを用意しようとして、かえって大変になることがあります。5人の同僚へ贈るなら、同じシリーズのお菓子を選び、パッケージの色や種類を変えるくらいでも十分です。全員にまったく違う品を探すより、予算や見た目をそろえやすくなりますね。

本当に特別な事情がある相手には、別の品を選んでも構いません。長い間仕事を教えてくれた先輩、退職直前まで引き継ぎを助けてくれた同僚、退職後も交流が続く親しい友人。それぞれの関係に合ったお礼があっても自然です。

贈り分けそのものより、周囲との関係を気まずくしないことを大切にしたいですね。個別のプレゼントは、落ち着いて話せる時間に渡す方が気持ちも伝わりやすいでしょう。

個別ギフトを何点かまとめて用意したい場合は、シャディでお礼向けのギフトを探すこともできます。贈る相手ごとに予算を決めてから探すと、選びすぎを防げますよ。

最後の日に困らないために、用意しておきたいこと

贈り物が決まったら、もう少しだけ退職当日のことを考えておきましょう。最終出勤日は、思った以上に忙しいものです。引き継ぎの最終確認をして、机の中を片付け、返却するものをそろえて、上司や同僚へ挨拶をする。そんな一日の中で、大きなお菓子の箱を抱えて移動するのは、少し大変かもしれません。贈り物は、渡す瞬間だけでなく、持っていくところから準備が始まっています。

賞味期限と持ち運びは購入前に確認

職場のお礼にお菓子を選ぶなら、個包装であることに加えて、賞味期限にも目を向けたいですね。「製造日から60日」と書かれていても、購入した日に残り60日あるとは限りません。通販なら、配送にかかる日数や、実際に届く商品の賞味期限についても確認しておきたいところです。

冷蔵保存が必要なものや、切り分けなければ食べられないお菓子は、職場によっては受け取りにくい場合があります。休憩室に冷蔵庫がない会社もありますし、一人ずつ別の時間帯に休憩を取る職場もありますから、常温で保存できる個包装のお菓子は、やはり便利です。

箱の大きさにも注意したいですね。電車で通勤している場合、かさばる箱をいくつも持っていくのは大変です。手提げ袋が付くかどうか、複数の箱をまとめて運べるかどうかも、購入前に確かめておくとよいでしょう。

インターネットで購入するなら、早めに注文しておくのがおすすめです。日持ちの短い食品をあまり早く受け取るのは避けたいので、配送希望日と保存条件を合わせて考えてくださいね。

贈答用の菓子折りを選ぶときには、用途は異なりますが、得意先への挨拶で選ぶ手土産の予算や渡し方も参考になります。職場で分けやすい箱菓子を探す際には、共通して役立つ考え方がありますよ。

全員に会えないときはどうする?

最終出勤日に、職場のみんながそろっているとは限りません。有給休暇を取っている方もいれば、出張中の方、在宅勤務をしている方もいるでしょう。一人ひとりに手渡しするのが難しい場合は、部署の代表の方に預けたり、職場の決まりに沿って共有スペースに置いたりする方法もあります。

短いメッセージを添えておくとよいですね。「これまで大変お世話になりました。ささやかですが、皆さまで召し上がってください。」このくらいの言葉で十分です。

お菓子が誰からのものか分かるだけでも、受け取る方には親切ですし、退職当日に会えなかった人にも感謝の気持ちが伝わりやすくなります。特に親しい方へは、別にメールやメッセージを送ってもよいでしょう。私は、全員に同じ形で贈り物を渡すことよりも、一緒に働いた方々へ自分なりに感謝を伝えられることが大切だと思います。

のしは必要?退職のお礼で迷いやすいマナー

きちんとした菓子折りを選ぶと、「のしは付けた方がいいのかしら」と迷いますよね。退職する側から贈るお礼の場合、のしを必ず付ける必要はありません。親しい同僚へ渡す小さなお菓子なら、きれいなラッピングと短いメッセージだけでも十分です。

長く勤めた職場で部署全体へ改まった挨拶をしたい場合や、目上の方へ丁寧なお礼を渡したい場合には、のしを添えるのもよいでしょう。表書きには「御礼」や「感謝」などが使いやすく、一般的なお礼では紅白の蝶結びが選ばれることがあります。

三越伊勢丹の贈答マナーでも、退職祝いなどへのお礼の表書きとして「御礼」「感謝」「お礼」「こころばかり」などが紹介されています。退職祝いのお返しに関する公式マナーも参考になります。

結婚祝いと退職のお礼では贈り物の目的が違います。結婚を機に退職する場合でも、退職する本人が職場へ感謝を伝えるために贈る品なら、結婚祝いののしをそのまま当てはめる必要はありません。のしの形式に迷ったら、購入するお店に「退職するときに職場へ渡すお礼です」と伝えて相談するとよいですね。

御礼ののし紙をかけた贈り物と最終出勤日を記した手帳

お礼を渡すのは最終出勤日のいつ?

退職のお礼は、最終出勤日に渡すケースが多いものの、必ずその日でなければならないわけではありません。最終日は引き継ぎや私物の整理、退職の挨拶などが重なり、思った以上に慌ただしくなることがあります。

全員に手渡ししたい場合は、仕事の区切りがついた時間帯を選び、長話にならないようにするのがよいですね。朝から忙しい部署なら、休憩時間や業務の落ち着いた頃を選ぶ方が自然でしょう。

部署全体へのお菓子を休憩室に置く場合は、誰の贈り物か分かるよう、短いメッセージを添えると丁寧です。食品の持ち込みや共用スペースへの設置に決まりがある職場では、事前に確認しておきましょう。休暇中や在宅勤務の方にまで、無理に品物を届ける必要はありません。最後に会えなかった方へは、メールなどでお礼を伝える方法もあります。

お礼の言葉は、短くても心を込めて

退職の挨拶というと、何を話そうか考え込んでしまう方もいるでしょう。長い間お世話になった職場なら、伝えたいことがたくさんあるかもしれませんね。反対に、いざ最後の日を迎えると、何から話せばいいか分からなくなることもあります。

あまり難しく考えなくても大丈夫。部署全体へのお礼なら、こんな言葉はいかがでしょう。

これまで大変お世話になりました。皆さまと一緒に働くことができて、本当に感謝しています。ささやかですが、皆さまで召し上がってください。

特にお世話になった上司や先輩へは、もう少し個人的な言葉を添えてもよいですね。

これまでたくさんのことを教えていただき、本当にありがとうございました。教えていただいたことを、これからも大切にしていきたいと思います。

親しい同僚なら、もっと自然な言葉でも素敵です。

いつも助けてくれてありがとう。一緒に働けて本当に心強かったです。またゆっくり話そうね。

どの言葉にも、特別に難しい表現はありません。けれど、一緒に働いた時間を思い浮かべながら伝える「ありがとう」は、きっと形式的な挨拶とは違う温かさがあるはずです。

退職の理由によっては、あまり感傷的になりたくない方もいるでしょう。無理に思い出話をしなくても構いません。自分らしい言葉で感謝を伝えられたら、それで十分ではないかしら。

退職する側のプレゼントでよくある質問

退職時にお菓子を配らないのは失礼?

退職のお礼にお菓子を用意することは義務ではありません。職場の慣習や自分の事情に合わせて判断してよいでしょう。品物がなくても、丁寧に挨拶をして感謝を伝えることはできますよ。

退職する側から上司に渡すお礼は何がいい?

お茶やコーヒー、お菓子などの消えものは、気軽に受け取ってもらいやすい候補です。相手の好みが分かるなら、それに合わせて選ぶとよいですね。高価な品である必要はありません。

退職のお礼は最終出勤日のいつ渡す?

最終出勤日の業務が落ち着いた時間帯に渡すことが多いですが、職場によって適したタイミングは異なります。挨拶の時間が決まっている場合はそれに合わせ、仕事の妨げにならないようにしましょう。

退職祝いをもらったらお返しは必要?

退職祝いへのお返しは、一般に必須ではないとされています。まずは感謝の言葉をきちんと伝えることが大切です。特別に高額なお祝いをいただいた場合などは、相手との関係や職場の慣習に合わせて考えてみてくださいね。

贈る側と贈られる側では、プレゼント選びの考え方も異なります。相手の事情に配慮した贈り物については、病気で退職する女性へのプレゼントとマナーでも詳しくご紹介しています。

最後に贈るのは、これまでの「ありがとう」

退職の日が近づくと、次の生活のことで頭がいっぱいになりがちです。それでも、ふとした瞬間に、今まで当たり前だった毎日を思い出すことがあるのではないでしょうか。

仕事を教えてもらった日、誰かと一緒に笑った休憩時間、忙しい一日を何とか乗り越えた夕方。特別な出来事ではなくても、そんな時間の積み重ねが、職場で過ごした日々をつくっていたのだと思います。退職のお礼に贈るプレゼントは、その一つひとつに「ありがとう」を添えるようなものなのかもしれませんね。

部署のみんなには、休憩時間に楽しんでもらえるお菓子を。特別にお世話になった方には、その人の好みに合う小さな贈り物を。もしプレゼントを用意しなかったとしても、最後に感謝の言葉を伝えられたなら、それも素敵な締めくくりです。

私は、退職のお礼を選ぶとき、あまり「失礼にならないだろうか」と心配しすぎないでほしいなと思っています。もちろん、予算やマナーを知っておくことは大切です。でも、贈り物の準備そのものが重荷になってしまっては、少し寂しいですよね。

どうぞ、無理のない予算で、自分らしいお礼を選んでみてください。最後の日に「今までありがとうございました」と笑顔で伝えられる、そんな贈り物が見つかりますように。

退職時の感謝を伝える花束と贈り物のイメージ

※商品の価格・内容量・賞味期限などは2026年10月時点で確認した情報をもとにしています。商品仕様や販売条件は変更されることがあるため、購入時に最新情報をご確認ください。

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